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なぐりがきを大切にしたい

 タカラが幼稚園で初めて個人絵の具をやってきました。とはいえ1色でA4サイズですが。。
ところが違う子の作品を持って帰らされてきたんです。本人は「青でぞうさんをかいたのに」と悲しそう。確かにうちの子の絵のタッチではない。しかも緑。道具の使った後も青。先生に連絡してみたがその時は「私が間違う訳が有りません」とはなしてもわかってくれませんでした。たかが先生にとっては無意味ななぐりがきをかいているようにしか見えないかもしれません。しかし子供にとっては大事なお話ししたかった事が隠れている事がよくあります。
 あきらめきれずいろいろ調べてもう一度考え直してもらって次の日は「やっぱりまちがえてました」と先生から連絡がありました。今はまだ有りませんがもどってくることに。。とりあえずはよかったのですが、かわいそうだったので否定されたあと家で絵の具をしました。
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これが「青のぞうさん」絵からはみ出そうなぞうさん。絵の外側にはママとパパがいてリンゴをあげようとしているんだ」。
「そうなんだ〜。じゃあその絵の向こう側にいるパパとママかく?」と聞くとさっそく別の紙にかきだしました。
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「ママは女の子だから赤にしてあげたの。。青いのはパパ。。お布団の中でパパをぎゅ〜とママが抱きしめているところ」
「お顔や 手はどの変なの?」ときくと「ママがぎゅ〜と抱きしめているから腕は見えないよ」

最近いろいろなお話空想遊びをしていて一人でぶつぶつ作っているタカラ君。最近作ったのは運転が不器用なプップくんのお話。運転が下手だから穴に落っこちちゃうんだって。。絵を描きながらプップ君のお話はドンドン広がっていきました。絵の中には収まりきれないものがでてきているようです。

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 「それからふわふわの雲さんもかいたよ」
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ぞうさんと同じ絵の具の青ですがふわふわした感じがでています。

私は絵の具の使い方はお話しするけど、描き方を教えないように、見本になるようなものをなるべく描かないようにしています。親の概念にそった絵にならないでほしいからです。お話を聞いてあげ、引き出し広げてあげることに気をくばります。そうやってタカラは絵をとおしてお話しながら自分の世界をひろげていっているのです。
まだまだ「お絵描きしている」というより他の遊びと一緒で絵の具も遊び道具として感覚を楽しんでいる時期だと思います。だからクレパスも側面をつかったり擦ったりリズムに合わせて叩き付けたりなどいろんな事ができるんだよ〜的な指導はします。遊びが広がったらたのしいからね。
 クレパスや絵の具に使い慣れ、自在に駆使できるもの手助け準備、道具が大切です。幼稚園よりもう少しふっくらと絵の具の吸い込みのよい太い筆を家ではつかわせています、ママのだから細い線ものせられるいい筆。またごしごし筆をいじめちゃう描き方でも惜しくないネオセーブルみたいな太い筆だったりします。ドンドンつぎからつぎへと色まぜ遊びが好きな子なのでその勢いをとめないために大きなお部屋がいっぱい有る大きいパレットをつかわせています。バケツも4つに分かれているものをつかっています。きれいな水をすくいとる回数を増やしてあげたいから。。。その子その子それぞれあうものが有ると思います。
 何を描くかより、描く事そのものを楽しむのを大切にしたい。あとしている事は日常であらゆる本物を肌で感じさせることです。あらゆる自然の局面に出会えるようにさせてあげたいです。
 
 それから余白を無理に埋めさせるような指導はしません。僕の周りの空気は透明だから何も塗らない事も有るんです。無理矢理な完成度は必要はありません。

なぐりがき。。大切にしてあげてください。 家の壁はいつもなぐりがきされた絵や作品をかざってありますよ。


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