タカラのマーチ
長男タカラは読み書きが苦手です
あまりにもの混乱ぷりに去年の11月末に小児精神科に予約の電話をかけてました
そして今検査中です まだ答えは出ていません 出るのは11月末 1年がかりです
育児の悩み今まで書いてきたのですが、正直これ以上書くと勝手に親がカミングアウトしてしまうことであり このブログがきっかけで差別やいじめにつながらないか?
無理解な親に単なる甘えだとたたかれないか? 悩んで書き込めずにいました
しかし 読み書きにつらさを感じる我が子とのつきあい方 宿題の見方 平仮名の覚え方 いい方法はないか?何十冊もLD ディスレクシアの本を読み ネットをさまよい歩きながら なかなかヒントは見つからず 親子共々つらい思いをしました
結局は目の前の我が子に対するスペシャリストになることであり外には答えはない訳ですが それでも何か解決の糸口になるものはかけるのでは、、同じ悩みを抱えている親子にとってやりとりができるといいな、子供が勉強を楽しいと思ってくれたらいいな というおもいから書く事にしました
まだ 検査の途中ではありますが ディスレクシアが疑われています
平仮名は入学前にいろいろやったかいもあってなんとかわかっていますが 2学期に入り漢字とカタカナがはいってくると混乱するようになり 考えて文章を書くときはめちゃくちゃで何を書いているのかわかりません わかっていた平仮名も「あ」と「お」をまちがえたり苦労しています
なによりも 平仮名練習の1学期も練習拒否でパニックはあったものの何時間もかけて宿題である字を書く練習をしていたのですが 2学期に入って鉛筆をもつまでも戦い 拒否するようになりました
だけど宿題をしないで学校に行くのはいやでパニック。。。
それ以前に宿題をもってかえってくることも忘れてしまうこと多々
先週は宿題をわすれた翌朝 登校拒否
「宿題が出せないとかいろんな事をかんがえて恥ずかしくていかれない」という我が子に
「考えなくてもいいように ママが大きな声で じゅげむをうたいながら一緒に歩こう」
「ママははずかしくたって平気だよ」といって大声でじゅげむをうたいながら手を引っ張りました
それでもわたしのお腹を蹴るように拒否
結局は たまたま出勤が遅めだった主人と暴れる子を二人で無理矢理おんぶして連れて行きました
1学期も登校拒否はありました それは「お腹が痛い」「かゆい」「のどがへん」「ほっぺたがへん」
と体に表れる形ででていました
その度に医者にいって「何ともないようだけど」と気休めの薬と 「学校に行っても大丈夫だよ」という言葉をもらって 親子で遅刻していきました
私が甘やかし過ぎなのか? どう対応したらいいのか?暗闇の中をあるいていたとおもいます(今もか?)
LD教授で有名なの上野一彦先生の本でしった 重松清 作 「卒業」にのってる短編の「まゆみのマーチ」 タカラが私を選んで産まれてきてくれたのは私が無償の愛 本当の愛を感じるためなのではないか?と思うようになりました
主人公のエリートサラリーマンの幸司は受験により燃え尽き症候群になってしまい登校ができなくなってしまっている中学生の息子がいます
幸司の母が危篤となり 実家で妹のまゆみと小さい頃の話をする
まゆみは小学校のころ登校拒否していました 歌う事が大好きなまゆみは入学式でも授業中でも歌う事がやめられず なんども注意され 先生にマスクされた事をきっかけに学校に行けなくなってしまいました 歌も歌えなくなって
母はまゆみとこっそり「まゆみのマーチ」という歌をつくってよく歌っていました
頑張れのかわりに 「まゆみが好き好き。。」という歌を歌いながら 一歩ずつ学校までの距離をまゆみとあるき毎日すこしずつ何ヶ月もかけて学校にちかづいていきます けしてまゆみの前をあるかず中腰になってまゆみの目線に会わせながら。。。
そして学校にいけるようになりました
主人公は息子を「母の葬式もしくは学校まで行こう」といっておんぶしようとします
一歩でもいい今日行けるところまでいこうといいながら
話の中で主人公が困った困ったといっているのは 相手をおもって困ったといっているのではなく自分がこまっているだけだ とあります
子供の前をあるいて 必死になんども 声をかけていかせようとする今までの主人公と 自分がかぶります
ひらがながかけるようになってほしい 宿題をだしてほしい 学校にいってほしい 。。。。
他人を意識する愛 比較する愛 子供をおもいどうりに動かしたいと思う支配する愛ではなかっただろうか?
タカラのペースがある 無償の愛でなくてはならないのではないか? 目の前の我が子がストレスで苦しんでいるのを軽減させてやる事がさきではないか?
子供の力を親が勝手に判断して 先にすすんで手招きすぎてはいけない
一緒によりそって歩いていこうと 個性的な分より意識していかないといけないとおもいました
じつは 赤ちゃんの頃から歌っている自作の「タカラの歌」があります 子守唄のようにして歌ってきました
ただただ永遠と 「かわいくて 宝物で 大好き」を繰り返しているだけの歌 です
字を書く事にパニックになった時はわたしもパニック
このブログにどうやってその中でも勉強させる工夫をしているか
同居中の同じ個性をもつ主人を育てた母であり小学校の教師でもあったグランマのアドバイス
実践してよかったこと そしてこれからうける ペアトレーニングの事など
書いていこうとおもいます
その上で
愛おしき個性として接していきたい とおもうのです
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コメント
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どうしてるかなーって思ってた!
学校になると“個人のペースでゆっくりと”って難しくなるよね。
宿題を持って帰ってくるの忘れる…うちもよくやったよ。
そんなときは、家で何でもいいから(苦手分野の復習とか)量もできる範囲でやらせて、連絡帳にその旨書いて先生にお知らせしてたよ。
子供にも『忘れちゃった分頑張ったから、先生にみてもらおうね』って言って家庭学習を持って行かせた!
先生もやってきたことに関しては認めてくれるから、本人的にも対外的にも“やってない(T_T)”ってならなかったな。
たーちゃんにも通用するかはわからないけど、こんな例もあったってことで。
今週、児童館のお手伝いできかんぼさんと一緒になったよ。さちさんのお引越とか落ち着いたら、みんなでお茶でもしたいねって話してたの。
落ち着いたら是非!!
投稿: ちゃる | 2011年10月 8日 (土) 08時22分