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音声教材の有効性

最近DAISY  を復活した。  音声教科書の事だ。

 息子曰く一度耳に入れておくと、きちんと頭に指令がいって意味が分かるし、その意味がはいってから教科書を見た時に
 たとえぼんやり字が動いたり ぶれたりしても あ〜あの漢字あの言葉だったなぁときがつくから間違えて読みそうになっても修正が利くそうだ
 一度耳に入れれば思い出せるそうだ

 3年4年の担任は理解のある先生だった
物語だけではなくディジーのような音声教材で全ての国語の単元を聞かせてくれてから授業に入っていたそうだ
 (それは クラ全員に聞かせる 先生曰く息子君だけがわからない訳ではない わかりづらい子をわかるようにする授業は一見勉強ができているような子にとってもよりいい授業となる そういつもいってくれていた。)

 音声をきくと記憶に残る 
だから単元の業者テストは裏の漢字はとれていなくても90点以上だった(読んだ事のない文は悲惨だけど)

 また漢字の教え方もそうだった。今の先生は新しい漢字を教えるとき1画目はこうですよ〜 2画目はたて〜 みたいな感じで
先生と一緒に指を動かす
 3、4年の担任は一通り漢字のかき方を説明 意味を説明して
おのおのに空書きさせる それから書くとある程度は書き順はのこる(とはいえ短期記憶だけど 長期記憶ではのこらない)
 でも今は書き順なんてなんにも残らないらしい。そのあとのドリルに記入なんて適当になぞって書いた風

 息子は5年の今や2年生の時のように先に音声教材を聞く事なく教科書を読むと、ぶれてみていくうちにどこを読んだかわからなくなる
 見えた物を音になおしていこうとするとまるでそこには壁があって意味も漢字の形の脳みそに届かないのだそうだ
 だから夏より ふたたび家でデイジーを読むようになったら授業も集中できるそうだ

 うちの漢字のおぼえかたもそうだ。口に出して語呂合わせで覚えてからかいている するとあたまにのこる うちは耳から入るタイプというのもあるが。。
 とはいえ文章をかんがえながらだと漢字なんて全然でてこないけどね。

 実は2年生の時にもデイジーは挑戦している その時は拒否感がいっぱいで教科書をみるのもいやがった。だから音声だけを聞かせていた。
 感情を込めて読まれた文が頭に入る ゆっくりゆっくり息子も自分が読む時は感情を込めて読むようになった
 すると小さな声でぼそぼそ棒読みするクラスメイトが多い中 
見本になるような読み方だとほめられた。

 ディスレクシアの息子が音読でほめられたのだ。

 息子は字を読んでいるのではなく耳から映像にして頭に届けているので感情がこもるのもある。それからというものの3、4年では音読に自信を持っていたくらいだ。学校の発表もしっかりと気持ちを表現しながら大きな声ではっきりと発言するそれはその時のえられた自信からだとおもう。

 1年生の時は教科書をみるのも嫌がった。椅子にも座れない もうハンモックの中に隠れている状態で私が読んだことばを繰り返す。そうやってあたまにいれていて暗記して音読していた。2日目はかぎ『』の中だけを感情込めて読む役が息子。3日目の音読は1文ごとに交代それを順番かえてよめばまるまる 1単元読んだ事になる そんな状態だったのに。。。。。

 もう5年生自分自身でも学習できる方法を確立できているから大丈夫 そうすこしはおもえるようになったので
 今は新しい単元のたびにスラッシュと印とふりがなをかく私の仕事はなくなった。なおされるのもプレッシャーだっただろう
 まぁ 音読前のバトルがなくなったわけ

 ディスレクシアだと文章ずっとよめないのだろうか?
年齢によりみんなが同じように発達する訳ではない

 内言化に時間がかかるだけだ

 今音声教科書の制作の手伝いをしているが、本当にそれと同じで同じ言葉でも内容によって言い回しは違う
応用が利かないからそのたんびに言語登録している。
まさにそんな状態なのだろう
 反転した状態の字 本来の見え方 言葉の使い方 本物をみてそれをそのように使うのだと記憶する 
 ヘレンケラーが水を触りながらウォーターと話したように
湖という字と海という字の違いは時として実際いって体感してやっと残る事があるのだと思う。

 言葉は外言から発達してくる 耳に入り言葉をインプット
小さい声で外に出せるようになってから 
頭の中で考えられるようになる 
まだ息子は文章を書く時には一度話す事でアウトプットして考えをまとめる そしてやっと一文字づつ言葉をしぼりだしながら字にしていく
 意見発表は得意なんだけどねまだいっぺんには文字として書面に残せない 

 書けないから 時間をかけて何度も 書けないから違う環境で授業をうけさせる それはちがうんじゃないかな。
今は言葉をためている時期なんだ

音声教科書を利用して是非 言語登録を増やしてあげてほしい。
すべての書字障害の子にむくとはおもわない。

daisyの文字に読んでるところが色がついていて苦手な子もいる
もう画面をみることさえ拒否な子もいる
そもそも文字が踊るタイプだったり字の一部がとんがって見えたり バラバラに散らばっていくような見え方をするこは文字をみるのもつらい
それならBEAM  を試してほしい
あえてシンプルに音声だけが入ってくる教材だ
中学の期末テストなどでIPOD  に入れて聞き流す勉強方法もある(PSPも使える)

すこしづつ音声化した書籍もでてきている
こどもむけならワクワク文庫 大人ならオーディオブックFeBe
ってところだろうか?

でも知りたい内容がいつでも音声されている訳ではない
AccessReadingアクセスリーディングなどsiriの声になれていくのに
適した音声教科書もある

たくさん言語登録してからならSIRI さんの言葉もりかいできるだろう。印刷された物を写メにとり台形補正をしてsiriさんに読ませる事もできる時代になった。 SIRI さんも言語登録 機会学習の真っ最中もっと聞き取りやすくなる日は近いと思う

 小さいころから次男が就学するまでは毎日2〜3冊読み聞かせしていた。絵本の読み聞かせは内言化の基礎を作ったのではないかといまもおもう。

読めないから 知りたい気持ちをあきらめちゃうなんてもったいない いくらでも方法はあるんだ。

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コメント

アクセスリーディングに関して
最近のブリキ(ハイブリットキッズ 東大のipadをつかったLD サポート塾)でIBOOK の活用の仕方をまなんできました。
基本的にうちはMAC IPADなのでアクセスリーデングを読む時もIBOOKに入れて読んでいるんですね。
基本アクセスリーディングは教科書の文字をすべてデーターにしたものなんですね。だからsiriに読ませるだけではなく わからない字をすぐに辞書機能でしらべられたり ポイントに色をつけられたりできるわけです。
つまりノートのように扱えるわけですね。
今は息子は教科書でDAISYがお気に入りですが
中学以降ででの復習でノートを見るように使うのに有効なのでは?とおもいました。

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